プロゲーマー【ウメハラ】が「カタン」から学んだこと。
自分は格闘ゲームも下手の横好きでやっていて、配信もよく見ています。
「レジェンド」プロゲーマー、ウメハラ氏が出演した先日の「勝ちたがりTV」。
TOPANGAリーグ*1を振り返るトークの中で、意外にもボードゲームの話題が出てきたので、その部分を書き起こしました。
勝ちたがりTV #168「第5期TOPANGAリーグを終えて+ゲスト・ウメハラと軽快なトーク ...
ウメハラ氏(以下「ウメ」):画面中央
ボンちゃん氏*2「(以下「ボン」):画面左
ふ~ど氏*3(以下「ふ~」):画面右
(1時間47分ごろから)
ウメ:俺でもねえ、格闘ゲームをやるのって、格闘ゲームしかやってなかった頃と比べて、麻雀とか色んなものやった後のほうが格闘ゲームに対する考えって深まったのね。*4
(中略)
ウメ:やっぱスト4しかやらないよりも、色々なところからの「このゲーム、こうやんなきゃいけないんですよ」っていう考えは参考になるなと思って。今回のリーグで、俺が何が活きたかっつったら、まあ麻雀もそうなんだけど、「カタン」。
ボン:…カタン?
ウメ:カタンっていうゲームがあって。
ふ~:ああ、ドイツのボードゲーム。
ウメ:そう、あれが活きた。
ふ~:え、やってるんですか。
ウメ:やってたことあるの。んで、カタンの戦い方っていうのを教わったときに、カタンって基本サイコロだから運ゲーになるんだけど。そうすると誰かが抜けだすじゃない?それで誰かが抜けだしたときに、まあ4人か3人でやるんだけど、残りの連中が結託してそいつを潰しにかかるわけ。
ボン:う~ん、うんうん。
ウメ:だから目立つってすげえ不利だなっていうのは、カタンやってるとよくわかるわけ。だからその、そんときの経験があって「そっか、じゃももち*5はカタンでいうところの、今ポイントリードしてる…」
ボン:抜けだしたやつ。
ウメ:うん、ゴールしそうなやつ。っていうことは、こいつにはこれから一切資源も行かなくなるし、交渉も持ってもらえない状況になると。で、俺はお前(ボンちゃん)に結局だから、損をまず申し出るんだよね。「俺はお前のためにこれだけ損をする」と。
ボン:そうだね。
ウメ:それで十分お前に貢献したあとに、「じゃあお前も貸しがあるよね?」っていう状況を作って、だからもう完全にゲームの外だよね。ゲームの外の交渉だし、戦略っていうか駆け引きで。それがねぇなんか、すごい……面白かったな、活きたな、と思った。ただ自力で頑張るんじゃなくて、抜け出してるやつを止める。
ふ~:うん。
ウメ:言ったらさ、お前(ふ~ど)もさぁ、Aリーグ(※第2期)完勝したとき、あれもうとんでもない集中放火を浴びる行為じゃん。あの勝ち方…
ふ~:いやほんと、資源なんもなかったっす…
一同:(笑)
(書き起こしここまで)
「ももち戦に向けて、ウメハラとボンちゃんが互いに協力してかなり対策した」という流れから、上記の話につながっています。
ウメハラ氏がカタンをやっていた!ということにまず驚きましたが、ゲームの勘所をつかむ理解度はさすが。ドイツゲーム用語でいうところの「仕事」*6に通じる話もあったりと、格闘ゲーマーのみならずボードゲーマー的にも「神回」となった配信でした。
ウメハラ FIGHTING GAMERS! (3) (カドカワコミックス・エース)
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格闘ゲームとアナログゲームをつなぐ存在では、ヌキ氏も人狼プレイヤーとして知られています。
ジーピーさん、またはドワンゴ公式さん、ニコ生で「『ウメヌキ』カタン対決」なんか企画してもらえると、めっちゃ見たいなあ…とか思いました。
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